teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]


新着順:58/328 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

Re: 本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 投稿者:小田中康浩  投稿日:2009年 1月 3日(土)20時00分51秒
  通報 返信・引用
  > No.272[元記事へ]

忘年句会、楽しかったみたいですね。
私はしばらく俳句をさぼっていたんですが、同時期にやり始めた皆さんがすごく上手になっているのにびっくりです。私だけ置いていかれるのも嫌なので、またぼつぼつ詠んでいきたいと思っています。

ところで、前回の句会で小倉さんが詠まれた

朗読は始まっている山紅葉

という句は、すごい、と思いました。私の中では「古池や蛙飛び込む水の音」に匹敵するすごさです。
どちらの句も、「朗読」「水の音」という音のイメージを使ってはいますが、読んだときに感じるのはむしろ絶対的な静謐感とでもいうようなものです。これは、「朗読」という音のイメージが対比的に静寂を感じさせる、というのではなく、静寂(空)を表現するために宿命的に具体的なイメージ(色)を使わざるを得ない、ということではないでしょうか。
山紅葉のある空間/時間の静謐感を表現するために具体的にどのような言葉を持って来たら良いのか、これが醍醐味なのだと思います。「朗読」「は始まっている」というのはすごい表現ですね。
以前にも小倉さんには「大壺を転がしておく春の土」という句で非常に教えていただいたわけなのですが、今回もちょっとショックなくらいに教えられた感じです。

実は私は皆さんの詠まれた句の中で印象に残ったものを暗記していて、折に触れて愛誦させていただいているのですが、また一つ愛誦する句が増えました。
では今年もよろしくお願いします。


さざんかや涙の赤き光かな

さざんかや魂腐らせるなかれ
 
 
》記事一覧表示

新着順:58/328 《前のページ | 次のページ》
/328